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ちゃんと伝わったかな? ~「分かりました」で終わらせない工夫~
「分かりました」
仕事を説明したあと、そう返事が返ってくると、私たちはつい「伝わった」と思ってしまいます。
でも、日本語を学んでいる途中では、言葉の一部は分かっていても、
指示のすべてを理解できていなかったり、
分からないことをうまく日本語で伝えられなかったりすることがあります。
そのまま仕事を任せて、あとから「できていない」「伝えた内容と違う」と分かれば、
もう一度説明したり、やり直したりする時間が必要になります。
そして、「分かったって言ってたのに……」という気持ちは、教える側にとっても負担になります。
だからこそ、「分かった?」だけで終わらせず、伝わった内容を少し具体的に確認することが大切です。
例えば、
「最初に何をする?」
「これが終わったら、次は何をする?」
「これは何時までにする?」
「今からすることを教えてもらってもいい?」
こんなふうに質問を変えるだけでも、
「分かりました」という返事だけでは見えなかった理解のズレに気づきやすくなります。
もちろん、介護の現場はとても忙しい場所です。
日々の業務をこなしながら、新しく入ったスタッフに仕事を教えることは、
決して簡単なことではありません。
だからこそ、時間をかけて何度も確認するのではなく、
最初に少し確認することで、あとから生じるやり直しや説明の時間を減らす。
そんな視点も大切ではないでしょうか。
そしてもう一つ意識したいのが、答えを急がせないことです。
きれいな日本語で説明できなくても大丈夫。
単語だけでも大丈夫。
少し言葉に詰まっても、すぐに答えを求めず、
「分からないこと」をそのまま伝えられる時間をつくる。
そんな小さなやり取りの積み重ねが、
「分からないときは聞いても大丈夫」
と思える安心感につながり、少しずつ双方の信頼関係にもつながっていきます。
外国人スタッフのためだけではなく、教える側の負担を減らし、
お互いが働きやすくなるために・・・
「分かりました」をゴールにせず、「伝わったかな?」を確認する。
忙しい現場だからこそ、大切にしたいコミュニケーションの一つです!